シャンドール・ヴェーグ

ある日中学生の佐藤少年は勉強に疲れて(?)リビングでうたた寝をしておりました。 するとテレビからオーケストラのすごい音が聴こえてきて、思わず飛び起きました。画面では面妖な(失礼!)と言っても過言ではない動きで指揮をする老...

カルロス・クライバーとの文通

クライバーはインタビューを一切受けないアーティストで、公の場で話した記録はほとんど残されていません。 唯一私が知っているのは、まだ40代だった彼がバイエルン国立歌劇場の指揮者として初来日した時のこと。ある日本人記者の「あ...

真夏の夜の夢

メンデルスゾーンにしますか? ワーグナーにしますか? 結婚式でこれから入場というときにスタッフに訊かれました。もうちょっと早くに訊いてくれればよかったんですが、それはともかく、私の口から出たのは、 どっちもやだ ここで結...

名前は短い詩

名前には異常にこだわるのです。 神楽坂。坂はあるけどどうして神楽なのかと思っていたらちゃんとあるのですね。 東洞院通。西洞院通。京都に行くとあちこちの住所に異常に反応してしまいます。 興部町。中頓別町。北海道に行くと読め...

ベートーヴェン作品131

交響曲、ピアノソナタ、弦楽四重奏曲はベートーヴェンの作品の3つの柱で、これらを彼は生涯にわたって書き続けました。 最後のピアノソナタ、そして第九。その後に書いていたのが、いわゆる「後期」弦楽四重奏曲です。作品127、13...

ベートーヴェンへの巡礼

「私のところに、指揮者になりたいという若者が来ると、まずはベートーヴェンの交響曲を全て覚えてから出直してきなさい、と言うことにしています」 朝比奈隆先生はご著書の中でそうおっしゃっておられました。 それを読んだ少年さとう...

グリーグと蛙

グリーグは自分のことを、小さな、ささやかな曲を作る人だと思っていたそうです。とても心優しい人で、小さな陶器の蛙をポケットに入れていていつも触っていたそうです。人見知りするので、お守りに触っていたかったんですね。 もちろん...

エルガーを聴こう

イギリスの20ポンド札にはエルガーが描かれていました。 私が18の時にロンドンに行って初めて住んだ寮のすぐそばにはエルガーが住んでいた家がありました。でも、エルガーの曲って、『威風堂々』と『愛の挨拶』ぐらいしか知らなかっ...

お客様からのお声

本当に感動しました。最初の音を聴いた瞬間から、若い奏者の方々が絶妙な調和のもとで、指揮者の音楽の大きな方向性の中で実にのびのびと演奏されていて、なんと美しい音楽なんだろうとうっとりするばかりでした。ソリストのおふたりは圧...