第1回公演が開催されました!

アンサンブル・アール・ヴィヴァンの第1回記念公演は、満席(定員の半分ですが)のお客様に、“生き生きとした“演奏をご披露することができました。

これまで支えてくださいました皆様、ご寄付をいただきました皆様、70周年記念助成金をいただきました桐朋学園音楽部門の皆様、録音録画スタッフの皆様、ステージ表裏のお世話をしてくださった皆様、そのほか思いもかけないところから、私たちが気がつかないところで支えてくださった皆様。心より感謝いたします。ありがとうございました。

プレーヤーは全員全力投球。繊細な音からダイナミックな音まで、さまざまな音の色を繰り出して、激しくも美しい、大変な熱演となりました。

この模様は、近日録音、録画としてまとめまして、皆様にご覧いただく、お聴きいただくことができるようにいたします。楽しみにお待ちください。

写真は演奏会を終えたメンバーの安堵と達成感に満ちた笑顔です。

指揮者のみ、録音スタッフと最終チェックをしておりまして写っておりませんが、まあ、そういうこともあるでしょう。。。。(泣)

今日オペラシティに来て、前回来たときは10月、ホールを貸していただくための手続きに伺ったのだと思い出しました。今思えばあれがこのアンサンブルの第一歩でした。

半年の間、感染拡大のために、もはやコンサートは開催できないのではないかと半ば諦めかけたことがあったのは、正直なお話です。しかし、それでもなんとかここまでこぎつけたこと、中身の濃い、しかし和気藹々と良い雰囲気でリハーサルができたこと、コンサートで出来得る限りの最高の演奏ができたこと、お客様に喜んでいただけたこと、全てのことがいっぺんに頭に浮かんで、小さな、しかし確実な手応えを噛み締めながらこの文章を書いているところです。

「最初の一歩が一番難しい」

グスタフ・マーラーが、まだ駆け出しだった弟子であるオットー・クレンペラーに言った言葉です。クレンペラーはもちろん最初のチャンスをものにして、そこから栄光の晩年へと長い道のりを歩んでいきます。

私たちも今日、第一歩を踏み出すことができました。

「それでも前へ!」

明日からはまた、第2回公演に向けての準備を始めます。次回のコンサートは10月15日です。

その時にまた、お会いできますことを楽しみにしております。

両手いっぱいの感謝を込めて。

佐藤俊太郎
神谷美千子