クラウス・テンシュテットの思い出

ロンドン時代、多い時は週に5回コンサートに通っていた。そんな中で一番印象に残っているのはクラウス・テンシュテット。 「クラウスのためなら我々は130%の力を出す」とロンドンフィルに言わしめたこのコンビは、毎回凄まじい熱演...

ご寄付いただいた皆さまへ

この度は、アンサンブル・アール・ヴィヴァンの活動にご寄付いただきまして、ありがとうございました。お申し込みいただきました皆さまのご登録メールアドレスへ、4月4日(日)本公演のプログラムに、ご寄付いただいた皆さまのお名前掲...

林檎の木

私のヴァイオリンの先生の家はロンドン郊外にあった。広いお庭があった。 「1時間のレッスン料でいいけど、私は短いレッスンは好きじゃないのでちょっと長くなるからね」 ロイヤルアカデミーの教授を退官されて時間があったということ...

穏やかなることを学べ

アイザック・ウォルトンはその生涯に6人いた子供を次々に亡くし、妻も亡くしたそうです。 彼の書いた『釣魚大全』”The Complete Angler” を読んでいても、全くそんなことは感じられません。ひたすらに呑気に釣り...

理想の庭

『浄められた夜』のレッスンの時、 「私にはとてもあなたにこの詩を訳してあげられないわ、マイ・ディアー」 などと言って顔を赤らめるような純真な先生に音楽理論を習った。ロイヤルアカデミーの作曲の教授。メシアンの弟子だった。 ...

小さな絵

この画像でわかりますか?これはアスパラガスの絵です。 1年券を毎年買って、一体何回オルセーに通ったことかしれませんが、知らない人に声をかけたのはこの1度だけです。英語で話しかけたのは覚えてますがどこの国の人だったのでしょ...

卒業式シーズンに寄せて

ある夜、名古屋から東京に向かう新幹線に乗った。指定席。2席がけの通路側。 座って落ち着いてみると、通路を挟んで3人組が缶チューハイで盛り上がっている。仕事帰りなのだろう。 ふと見ると、そのうちのひとりが、しんちゃんに似て...

『アマデウス』といえば・・・

映画『アマデウス』といえば、ショッキングなモーツァルト像を描いた大ヒット作ですが、元々は舞台作品でした。そこでモーツァルト役を演じたのが、サイモン・カーロウ。のちにこの戯曲が映画化されたとき、彼は映画デビューを果たします...

引っ越しシーズンに寄せて

ロンドンとヘルシンキに、あわせて10年ぐらい住んだ後、3年間だけ東京に住んだ。 外国では日本語の本が手に入らない、あるいはとても高い。だから日本に帰ってきて本を買いまくった。読みまくった。 3年経って、今度はパリに引っ越...